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オススメ参考書

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「臨床心理士・指定大学院合格のための 心理学テキスト」
「臨床心理士・指定大学院合格のための 心理学テキスト」
2800円+税 オクムラ書店
◆合格に必要な知識を効率よく学べる心理学の教科書
◆心理学の歴史や理論の流れをつかめる構成
◆他学部からの受験生にも分かりやすい基礎からの詳しい解説
◆重要ポイントが一目でわかる、項目ごとの要点まとめ付
※本書 帯書きより。
「臨床心理士・指定大学院合格のための 心理学問題集」
「臨床心理士・指定大学院合格のための 心理学問題集」
2200円+税 オクムラ書店
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◆専門問題は分野別に収録。「解説」「関連キーワード」「模範解答」付
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「重要単語・熟語」「解説・解答」「全文訳」付
※本書 帯書きより。
「臨床心理士・指定大学院合格のための心理学キーワード辞典 改訂版」
「臨床心理士・指定大学院合格のための心理学キーワード辞典 改訂版」
2800円+税 オクムラ書店
◆指定大学院頻出の重要語句だけをピックアップ
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◆すべての用語には英語表記付
◆効率的に勉強できる日本語索引・英語索引収録
※本書 帯書きより。

オススメ参考書

「講座 臨床心理学〈1〉臨床心理学とは何か」
下山晴彦・丹野義彦(編) 東京大学出版会

本書は臨床心理学の基本的な方法論と専門性、学問としての臨床心理学の全体像を説明するものです。

実証性と実践性をキーワードとして、臨床心理学の専門性が書かれています。したがって、精神分析や行動療法など特定の学派の専門用語、概念はほとんど出てきません。

臨床心理学の専門性について、特定の学派に依拠することなく明確に説明されていますので、よりシンプルに、エッセンスの部分を抽出したものを学ぶことができます。たとえば研究計画で何をどう研究したらいいのか分からないという方には、とても役に立つところがあると思います。

ちなみに、
「よくわかる 臨床心理学」下山晴彦(編)も臨床心理学の全体像を説明している書籍として、また心理臨床学的な視点の入門書「よくわかる 心理臨床」 皆藤章(編)、対個人のみでないコミュニティアプローチの視点からの入門書「よくわかる コミュニティ心理学」 植村勝彦(編)、心理統計の入門書の「よくわかる 心理統計」 山田 剛史(著), 村井 潤一郎 (著) (すべてミネルヴァ書房)も、それぞれオススメです。


「グラフィック心理学」
北尾倫彦・中島実・井上毅・石王敦子(共著) サイエンス社
本書は、心理学を初めて学ぶ人向けに書かれたテキストです。心理学の基本的な考え方や技法について、そのエッセンスが解説されています。

内容としては、知覚、記憶、思考、社会的認知、感情・動機づけ、パーソナリティ、発達といった、現代心理学に関する基本的な知識をひと通りおさえることができるようになっています。

本書のいちばんの特徴は、図表が多く盛り込まれていることで視覚的な理解がしやすく、初心者にもわかりやすくポイントがまとめられている点です。また、巻末には、各章の内容に関する参考図書が一覧になっており、各内容についてさらに理解を深めたいという方にも役立つ形になっています。

また、同じ“グラフィック”シリーズには、認知心理学、社会心理学、学習心理学、性格心理学、乳幼児心理学に関するテキストもあります。

それらのシリーズを読み進める前に、本書で基本的なポイントを学習しておくと、各シリーズの内容がさらに理解しやすくなるかと思われます。




「流れを読む心理学史―世界と日本の心理学」
サトウタツヤ 高砂美樹(著) 有斐閣

本書は心理学の成立から現代の心理学まで、その大きな流れをコンパクトにまとめた入門テキストです。心理学・臨床心理学を学習し始めた方の副読本として読むとよいと思います。

心理学を学んでいくと、様々な学派がそれぞれの原理を主張していてばらばらな印象を持ったり、いったい何が正しいのかわからないという感覚に陥ることもあると思います。そんなとき、本書を読めば各学派がどのような考え方や時代背景に基づいて成立したのかがわかり、各学派を客観的に見直すことで全体としての心理学を捉えられるようになります。また、各学派の主要人物とその功績について簡単にまとまっているため、学習内容の整理がつくと思います。

章立ては主要な流れが第1・2章、応用心理学方面で第3章、第4章で日本の心理学史、そして第5章まるまる一つ使って知能検査について書かれています。学習する上でつい後回しになりがちな日本の心理学をまとめて学べますし、他の章も試験対策としてもよくまとまっています。特に第5章では知能検査の成立とその展開、功罪両面について書かれており、大学院に合格した後も役立つ本ではないかと思います。



「あなたもできる データの処理と解析」 
岩淵千明(編著) 福村出版

本書は、統計を初めて使う人のための入門書であり、実際にデータ処理やデータ解析をする際のマニュアルとなるものです。

データとは何か、データをどのように集めるのか、データをまとめて整理するにはどうするのか、データについて統計的な分析をおこなう場合、どのようなときにどの方法を用いるのかなど、データを収集して処理して解析する際の基本的なプロセスとステップに沿って、丁寧な解説がされています。

研究計画を作成する際に、データをどのように集めればよいのか、どのような統計的手法を用いればよいのかがわからないという方には、実際に計画を立てる手順や方法がわかりやすく、参考になるかと思います。

また、見開き1ページごとに1つのテーマを扱う全体構成となっており、さまざまな統計用語の意味や、各統計的手法の目的や特徴についてもわかりやすい表現で簡潔にまとめられています。
研究計画だけでなく、大学院受験の対策としても有効な一冊かと思います。



「臨床心理学と心理学を学ぶ人のための心理学基礎事典」
上里一郎(監修) 至文堂

本書は、認知心理学、生理心理学、学習心理学、人格心理学・発達心理学、社会心理学、産業・組織心理学、臨床心理学、家族心理学・コミュニティ心理学、精神医学、心身医学の10分野について、各分野で学ぶべき基礎的知識や用語を取り上げています。

全体で224項目が取り上げられており、ボリュームのある内容となっています。

また、各項目には、キーワードと参考文献が加えられているので、本書をもとにしてさらに理解を深めたいという方にとっても、使いやすい構成であると思います。

また、巻末には全項目の索引とキーワード索引が付されていますので、基礎的な用語の意味や内容を確認したいときにも便利な一冊となっています。

大学院受験の対策として、心理学全般にわたって基礎的な項目を復習しておきたいという方などにおすすめです。



「臨床心理学キーワード」 坂野雄二(編) 有斐閣
本書は、臨床心理学に関する基本的な用語や概念、最近の臨床心理学の動向や展望に関する基本的知識の中から110のキーワードを抜き出し、見開き2ページを中心にコンパクトに解説されています。また、巻末には臨床心理学の基礎用語や人名解説も付いています。

精神分析学理論や人間性心理学理論、行動理論をはじめとした臨床心理学の基礎理論について解説されている第1章にはじまり、第4章では、それらの理論をもとにした実際のさまざまな治療法が紹介されています。また、臨床心理学の基本的知識だけでなく、第5章では、各精神障害・疾患の診
断や治療法など、精神医学に関する基本的知識にも触れられています。

さらに、臨床心理学が活用されている各現場の実際の紹介や、近年の臨床心理学における課題についてまとめられており、基礎的な知識とともに今後の展望についても、理解を深めることができます。

指定大学院の受験や臨床心理士などの資格試験の受験に向けて、基本的知識の確認や整理をしたいという方に役立つ1冊かと思われます。


「生理心理学―脳のはたらきから見た心の世界」
岡田隆 廣中直行 宮森孝史 (著) サイエンス社

本書は脳と心の関係を実験的に研究する生理心理学の分野の重要事項をコンパクトにまとめた一冊です。基本的必須事項を中心にしつつ、最近の動向についても触れられています。

脳の構造や機能局在、神経細胞についての知見といったコアな生理学的分野は全体の半分~6割くらいで、残りは知覚や記憶・学習、動機づけや異常心理学といった、心理学分野のトピックに関係した記述になっています。

特色としては何と言っても見やすく、読みやすいです。一つ一つのトピックは1ページから2ページに収まっています(あの「図解雑学」シリーズのように)。どのページも見開き左ページが解説、右ページがイラストや図表となっていて、イメージが湧きやすいので興味を保ちながら読み進めることができると思います。

生理心理学分野は大学院によっては出題頻度も低く、内容も専門性が高そうで勉強する意欲の湧かないこともあるかもしれません。しかし科学の進歩した現在、この分野なしで心理は語れない、避けては通れない分野です。まずは本書のようなとっつきやすいものから始めるのがオススメです。




「心理統計学の基礎‐統合的理解のために」
南風原 朝和(著) 有斐閣

本書は心理学の研究を行う上で必要となる統計学の理論と方法、その基礎となる考え方を解説する一冊です。内容は心理学への統計学の導入から推定と検定、因子分析・共分散構造分析となっており、本書一冊で論文において使用される統計手法・試験で問われる事項について一通りカバーできる内容となっています。

特に前半部分~第5章にかけては、心理学研究において「なぜ統計学が必要となるのか」「なんのために検定をするか」について丁寧に書かれています。各統計用語の説明や、実験デザインと統計手法との関係についての記述は試験問題とも関わりの深いところであり、重要かと思います。

記述はボリューミーですが、内容は実際に統計を運用する上でぜひ知っておきたいことです。随所で数式があるため、とっつき難い印象もありますが、数式の多くは「なぜそうなるのか」の説明のために書かれているものであり、流れと結論だけ最低限抑えておけば読み進んでいくことが可能です。

それなりに気合が必要なところもありますが、読破すれば大半の量的研究の内容を読み解き、使える実力が付くと思います。

また、より意欲のある方には本書準拠の演習書である
「心理統計学ワークブック―理解の確認と深化のために」
南風原朝和 杉澤武俊 平井洋子(著) 有斐閣

を。分量がありますが、解説が非常に充実しています。取組むことができれば統計の問題が怖いことはなくなるかと思います。



「カウンセリングと精神療法(心理治療) -臨床心理学①」
氏原寛・成田善弘 共編 培風館

この本は、培風館の3分冊になっている臨床心理学シリーズの第1冊目に当たる本です。

基本的に精神力動論に立場を置く人たちが主として書いていますが、内容的にさまざまな主たる心理療法の解説が載っています。

ロジャーズ学派・自我心理学・対象関係論・自己心理学・分析心理学のチューリッヒ学派・分析心理学のロンドン学派というような精神力動論系だけでなく、行動療法・認知療法・催眠療法・家族療法・ゲシュタルト療法・内観療法・森田療法・トランスパーソナル療法などを取り上げ、その理論的特徴と効用や限界について、比較的わかりやすくかつ専門的にかかれています。

臨床心理学の初歩的な概論書を読んだ後で、技法とその理論の枠組みを概略的に理解するのに適していると思います。

2分冊目は「診断と見立て-心理アセスメント」、3分冊目は「コミュニティ心理学とコンサルテーション・リエゾン」がテーマとなっており、それぞれもオススメです。


「講座 臨床心理学〈2〉臨床心理学研究」
下山晴彦・丹野義彦(編)東京大学出版会

本書は、第1巻である「講座 臨床心理学〈1〉臨床心理学とは何か」と同様の基本コンセプトのもと、実証性と実践性をキーワードとした内容構成となっています。

第2巻である本書では、臨床心理学研究の多様性と方法についてを中心に紹介されています。そして、研究法を、記述研究、心理臨床活動の評価研究、科学的研究という大きく3つに分類したうえで、それぞれの代表的な方法をいくつか取り上げ、展望しています。

研究法の中でも比較的取り上げられることの多い実験・調査研究だけでなく、効果研究やプログラム評価研究、また、最近注目されている質的研究や事例研究についても詳しく紹介されています。

近年の臨床心理学研究の動向や今後の課題についても触れられているので、研究計画のテーマや焦点を絞りきれないという方には、参考になると思います。


「認知と感情の心理学-心理学入門コース2」
高橋雅延 著 岩波書店

この本は、2008年の12月に出版された心理学入門コース全7巻の2巻目に当たる本です。

臨床心理学そのものの本ではありませんが、基礎心理学分野の中でも臨床心理学と比較的関係の深い感情・記憶・注意・言語理解・問題解決的思考、などの認知および感情の基本的概念と近年の新しい動向について触れられている本です。

認知心理学および記憶や思考の心理学の入門書として最適の本だと思います。記憶に関しては、貯蔵庫モデルだけでなく、自伝的記憶や潜在記憶についてもわかりやすく説明がなされています。

また、問題解決的思考や意思決定に関しても、近年の新しい動向としてコネクショニズムやプロスペクト理論について説明が平易になされ、状況的認知あるいは進化心理学という最新の動向についても触れられているため、基礎心理学を重視する研究志向が強い大学院を受験する際に必要となる基礎的知識を身につけるのに適している本だと思います。


「精神分析的人格理論の基礎」
馬場 禮子 著 岩崎学術出版

本書は精神分析的人格理論と人格の病理に関する理論を解説する著書です。

著者は常磐大学,東京都立大学,放送大学,東亜大学大学院教授などを歴任し、その時の講義を元に本書を執筆しています。専門用語が日常語で分かりやすく説明されています。

また、用語および理論の関連についての説明が繰り返し出てくるため、理論形成の背景も含めたつながりで把握しやすく、精神分析の人格理論をより厚みをもって理解することが出来ます。

精神分析にはたくさんの専門用語があって、それを知らずに専門書を読むと理解が難しいところがあります。本書は精神分析の本を読むのに必要な基礎知識を提供してくれます。精神分析特有の用語を日常語で説明しているという点で入門書として最適だと思います。

ちなみに、本書で触れられている人格理論はフロイトの構造論、マーラーの分離個体化の発達理論、境界的人格構造などです。これらの入試頻出の人格理論もわかりやすく説明されています。



「精神医学ハンドブック-医療・保健・福祉の基礎知識-」
山下 格(著) 日本評論社

本書は、医療・看護・福祉・心理・教育・司法関係者のための、精神医学に関するハンドブックです。心身症、睡眠障害、うつ病、アルコール関連障害など、それぞれの障害ごとに、症状、治療と援助について、わかりやすく丁寧に解説されています。

また、児童精神医学(情緒と行動の障害、発達障害、精神遅滞など)、性格のかたより(パーソナリティ関連の問題)、精神保健福祉法についてもそれぞれ章が設けられている点や、巻末に、司法精神医学に関する付説、向精神薬の一覧表などが掲載されている点も、本書の特徴です。

精神医学を初めて学ぶという方向けに執筆されていますので、精神医学の全体像をおさえておきたいという方にお勧めです。本書で精神医学の基本を学んで、その後さらに応用的な内容の本を読むと、理解が深まるのではないでしょうか。

ちなみに、
「心の臨床家のための精神医学ハンドブック」 創元社 小此木啓吾・大野裕・深津千賀子(編)も、精神医学の全体像を解説している書籍としてお勧めです。

「必携 臨床心理アセスメント」
小山充道 編著 金剛出版

この本は、2008年の秋に出版された本です。臨床の現場で非常に有効な信頼性と妥当性のある標準化された検査を概説している本です。

発達・知能検査が31検査、人格・健康検査が26検査、神経心理学検査が17検査、投映法が8検査、描画検査法が8検査、が掲載されており、それぞれの特徴や実施方法および結果の解釈に関しての説明が載っています。

また、さまざまな事例がアセスメントの実際として実施状況や分析結果とともに掲載されており、心理臨床アセスメントが実際にどのように行われるのかを理解できる数少ない本だといえます。

最近の大学院入試でも、事例に即して適切なテストバッテリーを書かせたり、投映法や描画方の事例を読み取り解釈させたりする問題が出ることがあります。その対策としても、この本に出ている代表的な検査とその内容を概略的に頭の中に入れておくことは非常に効果的だと思います。


「精神分析入門講座―英国学派を中心に」
岩崎学術出版
J.ミルトン、C.ポルマー、J.ファブリシアス 松木 邦裕 監訳 浅野 元志 訳

精神分析の実際について、英国学派(対象関係論)から精神分析を説明、紹介する著書です。“精神分析とは何か”から始まり、精神分析の理論と歴史、精神分析に対する批判、研究、専門職について述べられています。

英国派の精神分析の臨床では何が起きているのか?そして、臨床で分析家は何をしているのか?ということが具体的に書かれているので、精神分析がいま一つよく分からない方は、読むことでいくつかの疑問点が解消することがあると思います。

題名には精神分析入門とありますが、専門用語と背景にある理論についてある程度知識が必要なので学部で心理学を学んでいた人や一通り臨床心理学を勉強した人にお勧めします。



「パーソナリティと臨床の心理学―次元モデルによる統合」
杉浦義典・丹野義彦 共著 培風館
この本は、培風館の「心理学の世界」というシリーズで教養編の全5巻の第5巻に当たる本です。

認知行動療法および認知療法の専門家である二人の先生(この領域では著名なお二人)によって書かれていることからわかるように、基本的にエヴィデンス・ベースド・アプローチに基づく内容になっています。

精神医学における科学的分類としての操作的診断基準の説明に始まり、パーソナリティの特性論的分類や臨床的理解について、そして、主要な精神疾患としてのうつ病や不安障害の科学的理解とエヴィデンス・ベースド・アプローチの重要性について、とてもわかりやすくかつ専門的にかかれています。

臨床心理学において、認知行動的アプローチに興味のある人、特に医療現場において活躍したいと考えている人にとって、必須の入門書であると言えます。